デートナイト。
ボスと。
あたしのボスは、いわゆる外国人駐在員で2~3年毎に人が変わる。
日本語の読めない、書けない、話せない、外国人のお世話をするよろずや、それがあたしの本業(副業:主婦)。
今回のボスはたまたま任期が長く5年も日本にいて、しかも歳も近かったので、かなり良好な関係だった。
その彼が、ついに本国に帰ることになり、二人でデートへ。
牛 ア 出
肉 ナ ま
ビ ン く
| ダ り
フ マ
祭 イ
ト
リブ肉ロース
ザブトン
ネクタイ
ランプ
ウチモモ
サーロイン
外人も悲鳴をあげるこの量(量は自分で選んだんだけど)。
基本200gからしか頼めないんだけど、早めに行くと、前の日に中途半端に残った色々な部位が50gとか小さい単位で頼めて、色々な部位が楽しめると聞いていたので、6時スタート。でもその時点で既に満員。人気なのね~。
寝かせた肉はうまいっていうけど、ほんとにうまいかも。
あたし、もう、焼肉でもカルビとかってほとんど食べられないんだけど、意外にもここの肉は、霜降り多めの肉でも、スイスイ入る。モタレナイ。
ミートラバーにはぜひ試してもらいたい。
2時間制なのでちょっと落ち着かないのが玉に瑕。
その後、神楽坂ぶらぶら歩いてたまたま目に入ったワインバーへ。
マジデートっぽすぎ。
こんなベタなデートは夫ともしたことがない(下戸だから)。
5年間、毎日、毎日、なが~い時間を一緒に過ごして、プライベートのお世話とかも多いので(たぶん、芸能人のマネージャみたいな感じかも)、彼のことで知らないことはないっていうくらいな関係。
何人も外人の世話をしてきて、みんないい人ばっかりで恵まれていたんだけど、今回は期間が長いので思い入れが強くて。
お互いに、声詰まらせて、目を赤くして語り合った。
40男が泣くな~って、言って。
もう上司じゃないから、友達だね、って言い合って。
6月からはアメリカ勤務で、一旦引き揚げ引っ越しのために帰ってきて、その時に本当に最後の部内会食事をするんだけど、5月29日は事実上彼をオフィスで見るのは最終日。
段ボールに残った私物を入れて、タクシーを捕まえるところまで一緒にいたんだけど、なんか、ほんとアメリカドラマとかである、「明日からおまえクビね」って言われた人みたいだねとか軽口叩きながら、泣くまいと思っても涙が溢れて止まらなくなっちゃって。
すんまそん。
ちょっとへこんでおりますです。
ラストデートの夜は薄曇りの満月だった。