10月30日(日)午前3時 猫嬢が旅立ちました。
19歳4か月。
前の日の記事の写真の通り、29日(土)のよるごはんの時は、夫になんかチョーダイ、チョーダイと甘えていて、20時くらいには夫のロールケーキのクリームを貰っていた猫嬢。
29日20時頃、夫にクリームを貰った直後あたり
実は、3か月ほど前から、いたるところで粗相をするようになってきていて、ちょっと耄碌してきたみたいだね、と夫とは話していて。
のらくろって夫が呼んでいたように、あれだけ綺麗好きだったのに、最近は顔もほとんど洗わず顔におべんとつけたままウロウロ歩き回ることも多く。
それでも、食欲もあり、いつものように夫が冷蔵庫を開けたら、ひょこひょこ傍に寄ってくるのは前の日まで変わらずで。
だけど、この3日前から、朝、上の階に上ってきて私を起こしに来なくなり、キッチンに上るために私の膝の上にも乗れなくなってしまい、後ろ足がかなり弱っているのが見て取れていて。
なんとなく、ほんとになんとなくなんだけど、夫には言わなかったけど、もう年が越せない予感が私にはあった。
見た目は変わらず、毛艶も良くて、でもなんとなく、顔が赤ちゃん返りしている気がすると言うか、もう、これは20年近く一緒にいた私しか感じ取れない感覚だと思うんだけど・・・。
ただ、こんなに早く、こんなにいきなりだとは思わなかった。
夜中の2時前から、なにか一心不乱にマッサージチェアの下の部分をモミモミしだして、夫が、「(耄)碌ちゃんタイムかな?」と言っていたんだけど、なんかちょっと嫌な予感がして。
おい、って抱っこして寝かせたら、しばらくして痙攣が始まって。
夫と一緒に、手を握りながら、頭を撫でながら、大泣きしながら、もう無理しなくていいよ、いいよ、ありがとうね、とずっと叫んでいた気がする。
1時間程そうしていて、3時になろうかという時に、カッっと体全体に力が入って、それが最後の旅立ちの合図だった。
本当に、当日までごはんもきちんと食べて、自分の足で歩いて、この日は夫も私も出かけずに一日中猫嬢と一緒にいて。
これが平日の夜中だったら、夫も私も気が付かず、朝起きたらこと切れていたということもあり得たわけで。
そう考えたら、猫嬢は本当に最後の最後まで親孝行で、そして運の強い子だった。
まだ、悲しくて、悲しくて、信じられなくて、辛くて、どうにかなりそうだけど、やっとブログを読んでくださっている皆さんに報告できるほどにはなりました。
新しい写真はもう撮れませんが、撮り溜めた写真をこれからも載せていくつもりでいるので、一緒に猫嬢のことを思い返してもらえばと思っています。
猫嬢のことを知ってくれた、このブログを見に来てくれた全ての皆さんに、猫嬢と私からのたくさんのありがとうを。
取り急ぎお礼とご報告まで。
オレンジタビー